リビアンガラス
リビア砂漠は、サハラ砂漠の東部と北部を分岐するところに位置します。現在はリビアにあるサハラ砂漠の一部です。サハラ砂漠は世界で最も暑く、最も過酷で乾燥した砂漠です。その一部であるリビア砂漠はサハラ砂漠の湿度を有しています。そのリビア砂漠もまた、乾燥した雨の降らない不毛な地域です。リビア砂漠のガラスは、エジプト砂漠のガラスとしても知られていますが、エジプトとリビアの国境近くで発見されました。それは、地球全体の類を見ないたった一つのユニークな場所に存在するインパクトガラスです。そのガラスは自然の力で砂漠全体に飛び散りました。
リビアンガラスの特性
リビアンガラスは多くの場合黄色がかっていますが、乳白色・淡黄色・非常に透明な場合もあります。科学者によると、ガラスは二酸化ケイ素から作られた天然ガラスで、そこには天然のシリカガスが最も多く堆積しています(約98%のSiO2)。古代エジプト人は、それをツタンカーメンのスカラベペンダントにも使い、「神の岩」と記しました。また、別の情報源では、さかのぼること1万年前、先史時代に住む人々がリビアガラスついて知っていたとされています。旧石器時代では、鋭い刃、狩猟、農具などの工具として使用されていました。また、過去にはファラオによって宝石として装飾品に用いられました。今日コレクターの間では切望される、非常に貴重な宝石なのです。
リビアンガラスの起源
リビアンガラスの起源は、研究者や科学者にも未だ解明されていません。しかし、研究者や科学者たちはさまざまな理論を考えだし、世界の限られた地域にしか存在しない理由、リビア砂漠でその多くが発見されているという神秘性を説明しようとしてきました。ガラスの発生に関して一部の見解では、エイリアンや地球外の活動も含まれています。しかし、科学的研究によると、ガラスは過去に自然隕石の衝突、または彗星衝突によって発生したと予測されています。巨大な地球外隕石が空から落ちて、リビア砂漠に衝突しました。その衝突から途方もない熱が発生し、砂は空に爆発したのち液状のガラスの雨となって降りました。ガラスはギリシャ語のテクトス(tektos)、溶けているを意味する、テクタイトと呼ばれます。
なぜリビアンガラスを購入するのか?
リビアングラスは、コレクションの幅を広げたい方、またアクセサリーとして華やかさをプラスしたい方に最適なお品です。しかし、それを入手するために遥々旅をして、リビア砂漠に降り立つ必要は御座いません。宝石はオンラインで入手可能なのです。オンラインストアをご利用の際は、宝石の販売・収集を専門としているストアをおすすめ致します。価格は、お求めになるサイズ・数量・場所・送料によって異なります。
偽物のリビアンのガラスを見分ける方法は?
オリジナルと偽物を区別する方法がいくつかあります。それは宝石を鑑定機関に持ち込み、磁石テスト・タイルスクラッチテスト・視覚的重量テスト・隕石ニッケルテストなど、宝物の隕石テストを行うことです。